「ベンチャー型事業承継」この言葉にしっくりとくる2代目、3代目は多いはず。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さて、今年の初ブログは、「ベンチャー型事業承継」から・・・・いきますね。

「ベンチャー型事業承継」って何かご存じですか?

詳しくは千年治商店さんの「ベンチャー型事業承継」という言葉が誕生した時の話を読んで下さるとよくわかると思いますが、簡単に解説すると、

【ベンチャー型事業承継とは】
若手後継者が、家業が持つ、有形無形の経営資源を最大限に活用し、リスクや障壁に果敢に立ち向かいながら、新規事業、業態転換、新市場開拓など、新たな領域に挑戦し続けることで永続的経営をめざし、社会に新たな価値を生み出すこと。

成長力のある起業家を意味する、いわゆる「ベンチャー」でもなく、先代から事業を承継する、いわゆる「後継者」でもない、新しいジャンルを創ってしまおうという試みです。

目的は、「家業の経営資源を使って新しいビジネス始めようぜ、ベンチャー起こそうぜ」というメッセージを若い世代に伝えること。彼らの家業の見え方を変えることです。

ーーーーーーーーーブログより抜粋

私も3代目なので、振り返って見て、やってきたことはベンチャー型事業継承だったんだと思います。

親から受け継げる後継者って、それは素晴らしい宝物をもらったんだと思います。私の場合、1億円近い借金も一緒にもらったんですが、でも、お客様とか信頼とか、かけがえのないものをもらってスタートさせて頂きました。

でも、会社の状況は良くなかったので、変えないと潰れてしまう。もう、必死に動いていました。そして新しいモノやコトを作り上げ、今に至ります。以前から、「事業継承した」という思いと「新事業を立ち上げた」という二つのコトをしたイメージがあったのですが、ベンチャー型事業継承だったんですね。

私の所属する印刷業界も、私のお客様が大半おられるクリーニング業界も斜陽産業です。だから、今までの成功例では上手くいきません。変化=ベンチャーの気概が必要です。

そんなことを伝えるため、今年もぶんちゃん研修会(セミナー)を頑張ってまいりますね!

最後に、この「ベンチャー型事業継承」を紹介された時の、村井さんのFBのメッセージがすごく良かったので、そのままコピペして終わります。今年も1年、頑張りましょう!!

【もやもやして家業を嫌々継いでいる後継者に伝えたいこと。】

家業を継ぐためにいろいろ試行錯誤していた頃、
経営を学ぶためや業界の事を知らないといけないと考えいくつかの会合に参加してみた。
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名刺交換的な「スタートアップ主体の集まり」に行くと、
面白いという話だけで売り上げが皆無だったり妄想レベルのビジネスモデルの語り合いが多かった。
小さいながらもベースの売上があるビジネスを経営している感覚からすると違和感があって話に入り込めなかった。
キラキラした東京系のIT企業の集まりに行っても、ギラギラし過ぎててフラフラになった。
何もない裸一貫から事業を立ち上げるにはキラキラしてギラギラしながらフラフラしなければ成り立たないことは理解できる。
しかし、家業で仕事をしている僕にはベタベタ、ドロドロ、ぐちゃぐちゃ、フラフラというのが日々の仕事。自分の仕事にキラキラしたもの見つけることは難しく同じ思いになれなかった。
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逆に事業承継をテーマにした「後継者の集まり」に行ってみると、
先代社長や創業者のパワーが強烈過ぎて後継者の目が死んでいるというかあきらめている方が多かった。いわゆる、メーカー主体の青年経営者の集まりだと、新しい建設的なビジネスの話はほとんどない。同じ立場の友達作りとしては良いけど保守的な感じがした。
何度か回数を重ねて後継者の方々に沢山お話を聞くと違う景色が見えてきた。
守る、守らなければ、つぶせないという思いが強すぎて変えることを怖がっているように感じていた。しかし、踏み込んで話を聞いてみるとほとんどの後継者が変えたい変わりたいエネルギーをもっている。
自分の生活を支えてきてくれた家業を守る重さを改めて受け取りなおした。
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両方の立場を俯瞰的に経験してみると新しい景色が見えてきた。
ベンチャー経営者や家業の後継者のどちらか一方に強引に融和する必要性なく、どちらにも属さない経営ってあるような気がする。
家業があるからこそ、色々な挑戦ができる!
先代の人脈から取引先まで活用できるものはすべて活用しよう!
そう考えると古い事務所もダサい社名もすべてキラキラしたものに見えてきた。
そんなときに、
ベンチャー経営者になったつもりで家業を継ぐと仕事が面白くなる!
それなら、
ベンチャーと事業承継という相反する言葉を合体すればいい。
【ベンチャー型事業承継】
音楽のRemixのように古いコトやモノでも再構築することでイノベーションが生まれると思う。
家業を継ぐって面白い


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