この秋にタグを値上げしなかった当社! その判断は正しかったのか?

まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。

この秋も資材の値上げラッシュが続いていますね。

タグ業界もご多分に漏れず、同業のライトさん、共生社さん、新日本さんの3社は11月から値上げされたようです。ですは当社はこの秋、値上げしませんでした。

今日はなぜ、当社だけタグを値上げしなかったのか?その裏話やその判断の是非を自分なりに検証してみます。

なぜ、当社はタグの値上げをしなかったのか?

(理由1)他社さんは前回の値上げが2022年2月だったので、9ケ月たっていますが、当社は4月値上げと時期を遅らせたので、値上げの間隔が短すぎると感じたから。

(理由2)関連資材の価格改定が2月ー4月にあり、それを吸収できる価格に4月に見直したため、今回、価格改定する根拠が当社にはないから。

(理由3)せっかく、クリーニング業界が活性化しはじめた今、水を差すようなことはしたくなかったから。

チラシや伝票などに使う一般紙の2次値上げも10月からあること情報は掴んでいましたが、その吸収も4月の価格改定でなんとか出来そうな見込みもあり、耐洗紙の2次値上げは早くても来春と聞いていました。こんな理由から9月の時点で当社は、しまいこみカバーのロールタイプと、カラーホルダー以外の値上げは、この秋はしないことに決めたのですが、、、、、

今週の月曜日=10月31日に「2023年1月から耐洗紙15%の値上げ」の案内がありました。
「あれ、耐洗紙メーカーの営業さん、この間と言っていること違うぞ、、、、、」

タグって材料費比率が高いので、耐洗紙が15%も値上がりしちゃうと、マーキングタグの製造原価は1箱あたり200円~300円くらい上がっちゃいます。

でも、今、ここでの値上げはしたくない!!

資材があがるという案内があっても、安易に値上げしたくないと、なぜか、今回はそう、強く思ったのです。感覚的、直感的に嫌だったんですよね。

そこで、ここ3日くらい、耐洗紙の製造メーカー&紙業商社と毎日、毎日連絡し、わがままなお願いもいっぱいして、耐洗紙は2023年1月から値上がりしますが、当社への実質的な値上げの影響は2023年6月以降まで、引っ張ることが出来ました。

よし、これで、当社のタグの価格改定は来年の夏以降まで延期できるぞ!!

ということで、しばらくは今の価格を維持して頑張りますので、皆様、引き続きの取引と、応援の程、よろしくお願いします。

なお、当社は自社でタグを印刷しています。タグの印刷メーカーだからこそ、価格の調整も出来るのですよ。

自社で製造していること、知らないお客様も多いので、今日はその証拠写真を公開しますね。

※「走らない」という張り紙は、走ってコケたスタッフがいたので、「そこまで急がなくていいよ」という意味合いで、この張り紙を張っているそうです(w)

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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