会員利用率と非会員利用率ってご存じですか?

まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。

先日からあるクリーニング店さんのデータを分析していて、「ここがまずいなぁ!」と思った情報をシェアします。

そのクリーニング店さんの10月の客数は、722人で100万円をちょっとかけるくらいの売上でした。

その客数を詳しく見てみたのですが、722人のうち約30%の219人が非会員利用でした。

このお店は会員制度を取っておりますので、会員ありきで販促を組み立てているのに、30%もの来客が非会員だと、販促が効きません。

どうやら年会費300円を頂くことに対し、スタッフが納得できていないようで、こんな結果になったようですが、これはダメですね。

私は「会員にならない人は帰ってもらってもいい」といった極端な考え方を持っています。なぜならクリーニング業界は新規客を取りにくい業界なので、せっかく来て頂いた新規客を育てるためには会員制度への入会は必須だと思うからです。

なので、このクリーニング店様には、「スタッフを説得できないなら、年会費は初年度無料でもいいのでは?」と提案しました。

まず、会員に入ってもらい、非会員利用率0%を目指すのが筋ですから・・・・。

ちなみに、私がアンテナショップをやっていた時の非会員は月1人もいないので、1%以下でしたよ。

是非、今の現状=会員利用率、非会員利用率を調べてくださいね。

PS.レジで分析できない方は、土日2日間の伝票控えで見るだけでも結構近い数字が出ますので、まず、やってみてください。

20161113-04

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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コメント

  1. mrk より:

    私は年に1回、3着程のコートをクリーニングに出すのと、数年に1度、礼服をお願いする事があるかもというくらいしか、利用する機会がありません。
    どんなにお店が販促をして来ても、洗うものが無いのです。

    こんな私からすると、クリーニング店の会員制はただ煩わしいだけです。
    会費がかかる事や、私の低頻度な利用で会費をかけた以上のリターンがあるのか、損した気分にはなりたくないので考えてしまうが、そんな数百円の事に気を取られたくもないのです。
    なので、クリーニング業界の会員制は、悪い慣習だと思っています。

    例えば、よくある誕生月に割引というのも、需要が季節ものなのに、全く需要が無い時期が誕生月の人は、損した気分になるでしょう。
    需要時期の翌月という人であれば、わざわざ誕生月まで待つために、持っていくのを我慢したりして、それで割引が得られるのは良いけど、部屋が片付きません。
    たかが数百円なので、気にしなければ良いのでしょうけど、会費の代わりの特典と言われれば、ちゃんと利用しないとそれはそれで気分が悪いものです。
    でもたかが数百円なので、俯瞰してみれば本当に無駄な事をしているなと思います。

  2. ishiibunsendo より:

    mrkさま
    クリーニング業界は地域密着業です。また、大切なお客様のお洋服を預かる商売です。なので、顧客情報を頂くことは「絶対」と考えています。その顧客情報を何度も聞く煩わしさを解除するために、会員制は必要と考えています。
    それと年会費を頂く、頂かないは別の話です。年会費はメリットをお伝えし、入りたい人に入って頂ければいいのが基本です。
    ただ、販促屋さんの立場では、「会員にならない人は帰ってもらってもいいよ」くらいに強めの発言をしています。その方が、クレームになるお客様を未然に防げ、スタッフを守ることができます。
    しかし、この2年前のブログ、尖っていますね。ちょっと、ハっとしました。ありがとうございます。