限界値と損益分岐点を知ると、やっぱり値上げですね。

まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。

今日は2018年11月のブログ「限界値と損益分岐点を知る」を読み直して、「やっぱり値上げ」って思ったので、そのことをシェアします。

損益分岐点の算出をわかりやすくするために、こんな表があります。

これは2018年頃のクリーニング業界の数字で計算しているので、点単価などは今と全く違うので、再計算は必要ですが、このままでのわかることがあります。

点単価400円、点数2万5千点、売上1000万円のお店の例です。工場原価を40%の160円、固定費を500万円とした場合の、利益0になる数字を求めてみました。

この表で何がわかるかというと、利益感度です。

点単価、数量がどこまで減ったら、原価、固定費がどこまで上がったら利益が0になるか、それがわかります。

結論からいうと、点単価が下がると最も利益を阻害します。

逆にいうと、点単価が上がれば、少々、点数が減っても同じだけの利益を確保出来ます。

また、材料費や人件費の高騰で経営が大変になっていますが、それらの利益貢献度は低いので点単価を上げることがもっとも大切とこの表からわかるのです。

単価を上げた時、どれくらい点数を減らしても大丈夫なのかも計算してみました。

■単価を10%上げた時・・・・点数は14%減までOK

■単価を20%上げた時・・・・点数は25%減までOK

単価を上げるって大切ですね。当社も上げないといけませんね。

コロナ前の2018年に単価を20%上げて、点数25%減でも利益は変わらないことを提案していたんですね。

そして今、まさにそうなっていることに驚きました。

単価を上げること、本当に大切ですね。この時と同じく、当社も上げることを考えます。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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