まいどです。五方良し経営の石井です。
過去のメルマガを見直し、今風に手を加えて再発行します。
これは、2008年8月29日に発行したものです。「メルマガ vol.053」
※手直し部分は斜体にしています。
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「あなたは年間、いくらの収入が欲しいですか?」
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経営者という仕事は、倒産や雇用などリスクの高い仕事です。
ですから、 それに見合う役員報酬がないと「やってられない!」というのが本音です。
では、クリーニング業界の場合、経営者はどれくらいの役員報酬が取れるか?
また、年間の借り入れはどれくらいが妥当なのか?などのおおまかな数字を貴方は知っていますか?
経営者の役員報酬は、その会社の規模や借り入れ状況によって変わります。
私はまず、借り入れの限度額を決めることをお奨めします。
なぜなら、売上 と、店舗家賃、人件費、生産性などのバランスを聞いて儲かってそうな会社 で「お金がない!」という会社がたくさんありますが、その会社の多くが「借りすぎ」が原因です。
そこで提案します。
年間の返済額が、年間売上の10%以下を越えない金額までしか借りない事を目安として下さい。
例えば貴方の会社が年商4000万円の会社だとしましょう。
年商の10%=年間400万円の返済額→月の返済額に直すと毎月333,333円 を越えないよう注意下さい。
この数字を逆算すると、1600万円の機械を購入し、5年リース、金利 1.96%とすると、毎月313,600円の返済額となり、上記とほぼ同じ数字になります。
つまり5年償却の場合、年商の40%以内の借り入れが無難であると私は考えています。(返済を長くすることも大切です)
次にクリーニング業の利益構造について簡単に説明します。これも規模 や営業形態などによって、また、あなたが現場で仕事をする、しないで、 残るお金はかわりますが、おおまかな目安として
①工場原価 40%
②店舗経費 35%
③利益(役員報酬含む) 25%
という数字があります。
つまり、年商4000万円だと、最大1000万円、 10%分の借り入れがあっても残り15%・・・600万円の役員報酬が取 れます。
さて、貴方はいくらの役員報酬が欲しいですか?
では、その欲しい「役員報酬÷0.15」の年間売上があればいいんです。
自分の欲しい役員報酬から目標売上を設定するという考え方も面白いので はないでしょうか?