まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。
先日のあるクリーニング店さんとの打ち合わせでの話です。
私「値上げっていつ、されますか?」
Sさん「え、今は考えていないよ。来年かな?」
と言っておられましたが、この一言で気持ちが変わられました。
私「東京って10月から最低賃金が、また上がるでしょ!」
私「932円から26円上がって958円。この最低賃金になったら1000円の募集でもパートさんは来ないかも?」
私「時給1050円の準備、出来ていますか?」
の一言で、気持ちが一変。値上げすることになりました。そこで、いつから、どのように値上げするか、そのクリーニング店様にお教えしたことを詳しく書くと・・・・。
まず、値上げは10月1日(日)~です。下記のポスターを9月16日(土)~10月15日(日)の1ケ月、店頭掲示します。このポスターはA4サイズで作ります。
値上げじゃなく、「一部改定」がポイントですね!!一部改定なので、ワイシャツの価格は据え置き、ドライ品を20~30円程度、値上げします。すると、こんな試算になります。
このお店の営業時間は12時間。年間360日の営業なので、年間営業時間は4320時間です。
もし、最低賃金+α分、30円の時給UPをしたとすると、12万9千600円の人件費UPとなります。
一方、上記のようにドライ品のみ平均25円の値上げで37万5千円の利益UPとなります。(上記の売上&ドライ比率、点数が下がらなかった時の数字)
このクリーニング店さんは、去年も値上げしなかったのに、去年も最低賃金が26円、UPしていましたから、これくらいの値上げは妥当でしょう。
※ちなみに、このクリーニング店さんはその場で月報フォームに数字を入力し、点単価と売上の動向を調べた上で、価格を決めましたよ♪
なお、最低賃金の詳細は、こちら↓↓↓をお読みください。
平成29年度地域別最低賃金額改定の目安について
まだ決定ではないですが、10月1日からの目安となる最低賃金は、下記表より22円~26円上がるそうで、■東京:958円 ■神奈川:956円 ■大阪:909円 の最低賃金になるそうです。
「最低賃金+100円」が、パートさんを集めやすい時給と知っている私なんですが、その法則を使うと、東京、神奈川は1050円、大阪でも1000円の時給になる・・・・。
人件費比率の高い(おおよそ40%)クリーニング業界では、最低賃金の上昇が一番、堪えます。
値上げ、考えてみてくださいね。
ところで、1点だけ、忘れてはいけないことがあります。値上げしたら、どうなるか??
当たり前ですが、必ず「客数が減ります」
大切なことなので、もう一度、言いますね。必ず「客数が減ります」よ!
だから、新規集客が大切になるのですが、せっかく値上げして、「割引集客ってなんか違う」と思いませんか?私はそう思っています。
でも、私は割引病にかかっているので、全く割引しない販促物って、イメージが付かなくて・・・・。割引しないためには、違う努力が必要です。
そして、そんなことを教えてくれるのが高田靖久先生です。
値上げムードの高まっている今、価値訴求で集客する高田さんの話を、もう一度皆様に聞いて頂きたく、大阪&東京で「高田靖久×石井文泉堂」コラボセミナーを開催することにしました。
日時:【大阪】9月17日(日)13時~17時
【東京】10月9日(月・祝)13時~17時
詳しい案内チラシを下記に添付しますね。
自信を持っておすすめするセミナーです。是非、お越し下さい。
なお、席が後、残り少なくなっていますので、お早めにこちらより申込みください。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕