まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。
コロナウィルスの猛威は凄まじいですね。全く、収束の見通しはたっていません。
でも、当社の商売に直接影響が出ることはないとタカをくくっていたのですが、一本の電話から急にバタバタすることになりました。
「GW以降の防虫防カビ不織布の生産見通しがたたない。」
そんな電話が舞い込んできました。
当社の防虫防カビ不織布=しまいこみカバーですが、カレンダー&平面は国産なので、コロナウィルスの影響はないのですが、そういえば「ロール」は中国で作っていたんですよね。
その防虫防カビ不織布を作っている中国の工場が、政府よりマスクを優先的に作るよう指示されているらしく、当社の防虫防カビ不織布を作る余裕が全くないようです。
今の在庫だと4月分までしかなく、、、、、こりゃあかんですわ。
「しまいこみセット」は、ここまで育ってきたクリーニング業界にとって大切な商材なので、春の繁忙期に止める理由にはいきません。
そこですぐに動き、なんとか国産の代替品を手当するメドがたちました。
中国は注文してから届くまでに2ケ月もかかっていたので、在庫調整がかなり難しかったのですが、国産だと注文してから2週間で出来上がるので供給が安定する点は大きなメリットです。
でもデメリットもあります。それは仕入れ価格が上がることです。
その上がった分を加味すると、防虫防カビ不織布ロールの定価を9000円→9800円に変える必要が出てきました。約10%の価格改定です。
価格改定は4月1日出荷分からです。
1本当たり800円の値上げは大きいと感じられるかもしれませんが、250mの商品なのでジャケット1枚分=1mに換算すると36円→39.2円ですから、クリーニング店さんののコスト負担は3.2円です。
そこは冷静に受け止めてください。
なお、コロナウィルスが収まり、中国で生産できるようになっても、今回、協力していただいた国産メーカーを裏切りたくないので、当社はそのまま国産の防虫防カビ不織布を販売する予定です。
その点も含めて、これからもよろしくお願いします。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕