まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。
このブログは公開なので、ちょっとオブラートに包む部分もありますが、メルマガはクローズなので、結構、はっきり言うこともあります。
先日=10月5日のメルマガ「年商1200万円店舗は続けられるのか?」を読んで、2名から電話を頂きました。
この話は、クリーニング業界で規模が大きく、数字の強い何人かの経営者さんが、同じようなことを言っておられます。
以前は地域戦略や、面で地域を押さえる必要性もありましたが、コロナ期間の負債があり、最低賃金もあがり、人手不足の中、収益性の見込めない店舗を継続することは無意味になってきているようです。
なので、このメルマガを書いたのですが、ある1名からは、「この話、確かに納得ですけれど、それなら、多くのお店の閉店しないといけないんじゃない?」って質問がありました。
そうなんですよね。多くのお店が閉店しないといけない、、、、そういう時代が近づいていると私は感じています。
クリーニング店は人件費比率が高い職種です。そしてパートさんに頼っている業種です。そこの人件費がこれから10年以内に1.5倍になってもお店を継続するためには、お店の売上が必要です。そこを見据えて、ちょっと厳しいですが、書かせてもらいました。
もう一人からは、「年商700万円と800万円のお店があります。継続できるか、見に来て欲しい」と電話を頂きました。
1ケ月25日、1日9時間営業で、時給が1,150円とすると、1ケ月の人件費は258,750円、家賃が15万円とすると、固定費は408,750にもなります。
人件費と家賃の合計金額の2倍が損益分岐点ギリギリと考えていますので、
408,750*2*12=981万円クリーニング店を経営する上で、年商981万円がギリギリの損益分岐点であり、人の採用経費が高くなっている今、その2割増の1177万円は欲しいですね。
これが私の考えです。年商700万円と800万円のお店を継続させる=年商1200万円以上にするための手直しは、相当、大変です。
売上が悪いお店は多くの立地が悪いので、そこでも売上を上げるためには、経営者の意識改革に始まり、接客の見直し、販促の見直しなど、かなりのメスを入れる必要があります。
今、売上の悪いお店の立て直しはかなり難しいので、「見に行かなくても、そのお店の売上では継続は難しいと思います。ただし、工場の稼働問題もありますので、そこは判断ください」とお答えしました。
ユニット店かつ自社物件で、年商700万円でしたら、まだやりようはあるのですが、賃貸の直営店で年商700万円と800万円からの立て直しにお金を突っ込むより、違うことをした方がいいというのが私の考えです。
コロナ期間に多くのクリーニング店が閉店しました。今後もますます、閉店が進むと思われます。
お店の売上を上げるために、何をするのか?そこを色々と模索してくださいね。
そのために弊社のメルマガは役立つかも?です。是非、登録して下さいね。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕