まいど、石井文泉堂の石井です。今日はぶんちゃんメルマガ Vol.213を今風に書き換えてお届けします。
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1点単価800円の世界
クリーニング業界の平均単価は、一般的なお店で400円±50円くらいです。
しかし、通常の約2倍、1点単価800円を超えているお店があります。
そんな単価の高いお店なので、基本料金も高いのかな?と思って聞いてみたところ、
スーツで1300円前後、ワイシャツで200円前後。
定価は一般的なお店とそんなに変わりません。
では、なぜ、そんなに単価が2倍になるのか?
その理由をそんな店主たちに聞いてみたところ、面白い話を教えて頂きましたので、シェアします。
Cさんの場合
Q)単価UPのために、シミ抜き代を高めに設定していますか?
A)いいえ。普通のしみ抜き代は500円~1000円程度です。
Q)なぜ、シミ抜き代をそんなに安めに設定しているのですか?
A)しみ抜き代を高く設定するとお客様が出しにくくなるから、よく出して頂けるお客様のシミ抜き代は低めに設定する。よく出して頂けるお客様のシミって、簡単に取れるしね!!でもシミをきちっと取ってあげると喜んでもらえて、タンスにしまってあるシミがついた洋服がどんどん出る。お客様が喜んでくれたら、もうあとは「汗、かいてませんか?」と聞くだけで汗抜きがどんどん出、また「これは大切な服やから・・・」と勝手にデラックスが出る。シミ抜きを販促のアピールとして使わないと・・・。シミ抜きでは儲からないから・・・・。
Nさんの場合
Q)単価UPのために、そんなことを意識していますか?
A)技術を追求することも大切ですが、それはきりがないので、技術よりも自分の事をきちっと表現すること、そして自分のプロフィールを前に出すことが大切です。割引は一切しないと決め、自分のことが好きなお客様の洋服を洗ってあげると決め仕事をした結果、単価がUPしていました。
Iさんの場合
Q)高級衣料が多く出ているので、おのずと単価も上がっていますが、なぜ、高級衣料が集まるのですか?
A)自分が服が好きだから。高級衣料のメンテナンスをきちっとできるクリーニング店さんが少ないから、高級衣料を売っているお店に自分を売り込んだ。その高級衣料を販売しているお店からの信頼から口コミとなり、高級衣料ばかりが集まるようになった。
このように、変に単価をあげようとしていないのに、通常の2倍以上の点単価=800円以上になっているクリーニング店オーナーたちの話を聞いていると、「クリーニング業はリピート業である」という業の基本を思い出します。
お客様のためにやった結果が単価UP&利益UP。そんな世界があります。
でも、選ぶのはあなたしだいです。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
石井文泉堂 石井康裕