みなさんおはようございます。
営業見習い(製作課・兼任)の広瀬です。
今回は私の仕事についてブログを書きます。
タックに切り込みや折り目を入れる機械のトムソンと言う機械。
そのトムソンに指定された形の切り込みを入れる「版」という物があります。
その版は木で出来ていて、厚みは約18ミリです。
そこに切り込みを入れるための刃物を取り付けるためにミゾが掘ってあります。
下の写真は上から見た版です↓
これに、指定の大きさに裁断した刃物をプラスチックでてきたハンマーで入れます↓(まだ入りきっていない状態です。)
そしてたたく!
たたく!!
たたく!!!
約2000回ほど、手があがらなくなるまでハンマーを打ち込みます笑
そうして底まで入れこむとこうなります。↓
ここまでで約10時間ほどかかっています。
ですが、品質向上の為にはとても大事な仕事なんです!
そのまま切り込みを入れると紙がバラバラになってしまうので、刃物にキズを付けて紙が繋がっている所を作ります。
そうする事で1枚の紙が繋がった状態で完成します。
横から見た刃物に小さいキズが付いているのがわかりますか?↓
そうして特殊なスポンジを刃物の上から全体に打ち付けて貼り付けます。
この後この版で試運転をします。
キチンと紙が切れているか、紙がバラバラになっていないかなど確認します。
そうして商品に使用する事ができるんです。
普段は切れ味が悪くなった刃物を工具で取り出した後に刃物を入れこむんですが、今回は刃物が入っていない木に刃物を入れこむという初めての経験をしました。
トムソン機を使用して6年目になりますが、まだまだ新しい経験があるなぁと感じた出来事でした。
本日は最後まで読んで頂きありがとうございました。
石井文泉堂 広瀬竜二