まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。
チラシをするクリーニング店さんが減っています。
「チラシを入れても売上があがらない」「チラシの効果が見えない」という意見があります。
先日もあるクリーニング店さんから、こんなことを言われました。
「今まではチラシを入れると、そのクーポンを持って来てくれていましたが、最近は公式LINEのクーポンばかり持ってくるので、チラシの意味、あるのかな?」
でもこれ、ちょっと考え方が違うんですよね。
そのクリーニング店さんは、公式LINEのお友達を頑張って集めています。
もう有効会員数の60%くらいが公式LINEのお友達です。
この環境で、チラシと同じ内容のものを公式LINEで送ったら、スマホに届くのですから、そちらのクーポンの方が使いやすいですよね。
でも、公式LINEでは新規客は集まりません。
公式LINEはチラシよりもDMの代りになるツールです。
だからDMの枚数を減らすなどの使い方はOKなんですが、チラシを減らす理由にはならないんですよ。
でも、チラシ販促は、1回やると、10万円とかすぐにかかってしまうので、費用対効果は気になる所です。
チラシ販促の目的は、3つあります。
1)売上UP
2)新規客獲得
3)地域の需要喚起
クリーニング業界は既存顧客の売上が90%以上なので、既存顧客に直接届かせることが出来る公式LINEに比べて、売上貢献度は低く感じるかもしれません。
しかし、新規獲得に焦点をおくと、感じ方が変わります。
新規客を一人、獲得すると、1年以内にそのお客様は5000円、使ってくれます。
そして2年、3年と使ってくれたなら、その新規客獲得は大きな意味を持ちます。
私はずーーーーっと前から、新規客獲得には2500円まで使っても良いと言っています。
例えば今回、チラシ販促に10万円使うなら、40人以上の新規客を獲得できたら、費用対効果はあいます。
チラシの印刷代をポスティング代を含めて1枚10円で計算すると、10万円の予算なら1万枚のチラシを作ることが出来ます。
1万枚、チラシを撒いて40人の新規客=新規獲得率0.4%なら、なんとかいけそうではないですか?
チラシ販促をするとき、クーポンの利用率を見ることも当然、大切です。
ですが、既存顧客対策は、公式LINEの方が向いています。
チラシは新規客獲得に注目してやってくださいね。
なお、チラシをポスティングするなら、形状で目立つ「A4縦半チラシ」がオススメですよ。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕