まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。
昨日は、先週の月曜日(7月30日)に危篤と聞いていたおばあちゃん(97歳)のお見舞いに行ってきました。
先週の月曜日の話では、点滴が入らない、目もほとんど空けない、誰が誰かわからない、看取りの状態であと2~3日、葬式の場所も決まった。とか言われていたので、先週のぶんちゃん研修会は、おばあちゃんのことが気になっていたんですが、昨日、お見舞いに行ってみて、ビックリ!!私の名前もわかるし、アイスをいっぱい食べてくれました。
「復活してくれている!」って感じでしたね。しばらく大丈夫そうなので、今週も安心して出張にいけそうです。
これが良かった話です。このおばあちゃんは今、神戸の長田に住んでいるので家から車で1時間半くらいかかります。その道中で母が言ったクリーニング店さんの辛辣な感想が、「やばいなぁ!」と思う内容ばかりだったのでシェアします。耳の痛い話になりますが、是非、考えてください。
「まだ、コートとかクリーニング店さんに出してないんやけど、(T)クリーニングさん、エリの汚れとかキレイにならへんしなぁ。それで今、セールはゆかただけやし、出す気にならない」
「この間(T)クリーニングさんに刺繍の入っている服を持っていったら、出来ませんって言われた。なのに、あなたにお願いしてCOZYさんに出したら、UP料金もなく安くやってくれた。刺繍の入っている服も洗えないなんて(T)さんって相当下手なの?」
「(T)さんもあかんけど、イズミヤの中に入っているクリーニング店さん(R)もひどい。何を出しても取れませんでしたのタグばかりで、全くキレイにならない」
「この間、白いエリ(着物)を出したんやけど、ファンデーション汚れも取れない。仕方がないから、家でうたまろ石鹸でごしごしやったら、キレイになった。家で簡単にキレイになるものがクリーニングに出して落ちないってどうなん?」
などなど、クリーニングに対する不満が続出。そんなことを言いながらも結構、クリーニングを出す母ですが、最近は、近隣のクリーニング店さんを信頼できず、私に任せてきます。
そして私は、服の種類や汚れ具合で、私がいつも行っている割引もしてくれる(母はここだ大事)(D)クリーニング店さんか、住吉のクリーニングCOZYさんかを選んでクリーニングに出しています。
ここで問題なのは、母は私に任せることができますが、普通の方って、そんな選択権を持っていません。
クリーニングに出す→キレイにならない→クリーニングに出すのがムダ
そんな負のスパイラルを作っているかも?とドキドキしています。
クリーニングって、伝染予防のために服を液につけて消毒する商売ですか?それともお客様の大切なお洋服をキレイにする商売なのですか?この大切なことにこだわるクリーニング店さんが減っていることに危惧しています。
そして何より一番やばいと思っていることが、プロっぽい直営店の受付スタッフがどんどん素人化していることです。お客様は「店格の良いちゃんとしてそうなお店」を選んでクリーニング品を出しているのに、クリーニング店さんに立っている多くのパートさんは素人さんです。素人接客なのでリスク説明が出来ず、現場は安全を優先するキレイにならないクリーニングを提供している。このようでは、「クリーニングに出してもキレイにならない」ことを教えていることになるのですが、いかが思われますか?
ちなみに母が悪口を言った(T)さん(R)さんは、どちらも大阪市内で店舗数が多い会社なので、私の危惧が広がっていないか、非常に怖いです。
最後に私が今行っているぶんちゃん研修会の最後の1ページを公開します。
クリーニング業とは、「キレイにする」商売であり「おせっかい業」です。そしてお客様のお役に立てるから「リピート産業」として成り立っているんです。
この夏に、もう一度「業」を見直してみませんか?
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕