正しいポスティングのやり方(その2)エリアの占有率を調べる

まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。

正しいポスティングのやり方(その2)として「エリアの占有率を調べる」ことが大切です。

なぜならお客様がどこに住んでおられるか、どの地域が強いかわからないと、効率のよいポスティングが出来ないからです。

昨日、お知らせしたように顧客名簿をキレイに入れ終わると、その顧客データをPOSレジから抜き出し、エクセルで分析します。エクセルで、「並び替え機能(住所1列)」を使えば、簡単にエリア毎の顧客人数がわかります。

ここでひとつ、注意して欲しいことがあります。

それは「1年以上来店のないお客様は使わない」ってことです。

まず、「最終来店日(売上日)」で並び替えを行い、1年以上たっている顧客データを削除します。

そして、「住所1」で並び替えを行い、エリア毎の人数を数えます。

エリアの人数が多ければいいということではなく、そのエリア毎の世帯数を調べて、

「顧客数」÷「世帯数」×100%で占有率を調べることができます。

なお、エリア毎の世帯数は、インターネットを使えば、簡単に出すことができます。

1)市役所のホームページ

2)ポスティング会社のホームページ

などに載っていますので、御参考ください。

20160729-02

私の場合、地図に、

○○/□□□ (35%)

と書いて、見える化してましたね。

20160729-03

これで、どこが強いのか、そして近隣に世帯数がいくつあり、まだどれくらい新規客を獲得できるかわかりますよね。

ちなみに、撒くチラシ枚数は、商圏距離とそのお店の欲しい売上から決める場合が多いです。

クリーニング業界の場合、ポスティングを毎月行って2年ぐらいたつと、撒いたエリアの占有率は30%以上になることから逆算したポスティング枚数の計算方法は次の通りです。

例えば、あるクリーニング店を年商2000万円のお店にしたいとしましょう。

1世帯当たりのクリーニング支出は1万円ですから、2千万円÷1万円/人=2000人の顧客数(1年以内来店のお客様数)が必要です。

2000人の顧客数を獲得するために、必要なチラシ枚数は、

2000÷0.3=6666.7枚 です。

但し、徒歩&自転車がメインのお店の場合、500m以内に6667世帯があるかどうかも、目標売上をたてる前に調べておいてください。

私の場合は逆で、500m商圏の世帯数を調べ、売上目標を設定します。

例えば500m商圏の世帯数が6000世帯だったとすると、

6000世帯×0.3×1万円=1800万円を2年後の売上目標と設定します。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする