まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。
12月から衣類についている洗濯表示(正式な名称はケアラベル)の表示方法が変わります。
その中に出てくる「Wマーク」について、色々が議論が交わされていたのですが、私には、いまいちよくわかりませんでした。
でも、かなめ新聞の載っていたこの記事を読んで、やっと理解できました。
住連木先生、およびかなめグループの皆様の許可を頂き、全文を載せさせて頂きます。
↑許可を貰いに、東京まで行ってきました。その時のツーショット!!
では、かなめ新聞のこの記事、完全コピペしますね。
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新表示制度には表示者責任があるがクリーニング業者には規格に対応する作業責任がある
いよいよ十二月一日から、新JIS表示制度が実施される。クリーニング業界でもある程度話題になっているが、以外に理解が進んでいないことに驚かされる。新規格の序文に「クリーニング業者を支援するため」と書かれているが、当のクリーニング業者の多くは、「絵柄が変わる」という程度にしかとらえていないようだ。
特に新しく制定された商業クリーニングのためのⓌウエットクリーニングについて、まずウエットクリーニングとは何かということすら定義されていない。規格書には、「特殊な技術を用いた業者による繊維製品の水洗い処理」とされているだけだ。また、規格の作成に当たっては、原則として「自己流」を認める方針で行われた。ただし、3種類のⓌ、Ⓦ-、Ⓦ=に関しては、MA値というもので規定してある。
- MA値を確認せずにウエットクリーニングを行うことはできるのか?
クリーニング業者が、ウエットクリーニング表示の衣類を引き受けたとき、勿論、自己流であれウエットクリーニングを行うことはできる。ただし、それが表示に対して適正なものかどうかは、現場で実践している通常のプログラムがMA値で確認できていない限り、保障されるものではない。仮に事故を起こしてしまった場合、一切の責任をクリーニング業者は負わなければならないことになる。「ウエットクリーニング表示があったから、ウエットクリーニングしたら事故になった。これは、クリーニング業者向けの表示としては不当表示だ。」と主張すれば、表示者は「あなたの店のウエットクリーニングは、JIS表示に適応した処理ですか?そのことを証明してください。」という自己防衛に出るだろう。表示者側としては、不当表示と認めれば、家庭用品品質表示法違反として全品の回収や返金に応じる責任が出てくる可能性があるからだ。また、当然のことながら、表示に対して適切であるかどうかもわからぬまま業務を行うことは、顧客にとっても不誠実なサービスを提供していることになる。
- 日本テキスタイルケア協会の認定と証明制度
一般社団法人日本テキスタイルケア協会では、各クリーニング事業所のMA値を測定し、その測定結果が適正な場合は、これを認証して、表示者に対して証明する「JTC-MA値実用試験成績認証制度」を実施している。これは、JIS L 1931-4に規定されたウエットクリーニング試験法に準じたMA値試験を実施することによって、作業内容の適正を評価認証するものだ。
協会では、公式なデンマーク技術研究所製のMA試験布と湿式汚染布による測定キットを受験者に提供する。受験者であるクリーニング事業者は、案内書に従って試験を行い評価認定されることになる。実際に試験しても、JISで規定された基準に合わないことも当然あり得るので、予備の試験布によって、適切なプログラム工程を検討する必要がある。予備の試験布による判定は受験者自身が行い、適切なプログラムが確認できたら、その試験結果を協会の審査部門に送り認証を受ける。協会審査で、適正と認証された場合は、認定証と店頭ステッカーが発行され、表示者と顧客は、その店舗が日本工業規格に準拠した適正な作業を行っていることを確認できることになる。
仮に、ウエットクリーニングによるトラブルが発生した場合は、事業所が協会に提出した作業プログラムを確実に実施していることを前提として、第三者機関である日本テキスタイル協会が、アパレルなどの表示者に対して試験確認済みであることを証明する。
この制度に関する問い合わせ及び資料請求は、インターネットメール(texcare.nifty.com)で。電話での問い合わせは受け付けていない。
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私はこの記事を読んで、やっと「MA値実用試験ってやった方がいいんだぁ!!」と納得できました。皆様はどうですか?
この試験を日本テキスタイルケア協会にお願いすると、受験料は、
◆日本テキスタイルケア協会会員:3万円
◆一般の方の申込み:5万円
らしいです。頂いた資料も写真をUPしておきますね。
上記の資料が欲しい方は、当社から住連木先生に連絡させて頂きますので、メールにてご連絡ください。必ず、会社名など下記を記入の上、メール下さい。
お問い合わせメールアドレス:info@ishiibunsendo.com
会社名:
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郵便番号:
住所:
電話番号:
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕