ワイシャツのエリ、カウスが縮むワケ

今日も先週末に行ったクリーニング全国展示会の情報をシェアします。

「ワイシャツメーカーの本音から今後の洗い方、仕上げ方を探る」

というテーマのセミナーを受けてきました。

ワイシャツメーカーさん、作り手側の方がはっきりと「ワイシャツのエリ、カウスは縮む!」と断言されました。

特にエリやカウスに使われているトップヒューズ(接着芯)は、縮むと言われ、その理由も説明して頂きました。

講師をして頂いたメーカーさんの工場では、接着芯は、接着温度:160~170℃、加重:2.5kg、加重時間:12秒 で表生地を接着しているそうです。

なのでワイシャツを仕上げる時、アイロンを高温設定(160℃)にすると、縮む量は増えるそうです。

10回プレス試験で、160℃だと2.5%縮んだのに対し、140℃だと1%の縮みだという実験結果を示されました。

クリーニング店さんがキレイにするために温水で洗っていますが、「それの影響でエリが縮んでいるならどうしよう!!」とドキドキしていましたが、温水で洗うコトよりも、高温プレスの方に問題があるとの見解に、「それなら講じられる対策がある!!」とうれしくなりました。

今回のセミナーの講師は、

「三ッ山のプレスは、140℃、20秒が良い」

と言っておられました。

一緒にセミナーを受けたクリーニング店さんからは、「本当に乾くの?」などの質問がありましたが、私は、頂いた提案をやってみて、確かめたらそれでいいと思います。

なお、プレス面の温度は、これで測れるそうですよ!!

20141202-01

サーモラベル 5E 5E-125 125-130-140-150-160℃ / KN3309543

購入は上記より出来ます。

20枚setで定価4400円、1枚220円。 こんな高いもの、配ったんだぁ!!と三幸社さんに感心しました。

PS.尾上さん→しげちゃん経由で、こんなツッコミがきました。

「社長のブログ、カフスがカウスになってますよ。中田カウスかっ!て突っ込まれますよ。」

え・・・・・。

カフス??

カフス??

カフス??

カフス??

そうですね、カフスです。

恥ずかしいけど、おいしいので、このまま残しておきます。

間違って覚えていたことは内緒です。

PS.PS.再投稿です。

ある関西のクリーニング店社長から

「カフスの関西弁がカウスなので、あながち間違いとは言い切れないかと(笑) カッターシャツみたいなもんかな(^o^)」

とのメッセージを貰いました。

やっぱり私はベタな大阪人なんですね!!

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

石井文泉堂 石井康裕


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 矢島良章 より:

    聞きたかったセミナーだったのですが…
    行けなかったので聞けませんでした。

    分かりやすくご説明ありがとうございました。
    勉強になりました。
    これからもよろしくお願いします。

  2. ishiibunsendo より:

    今回の提案、クリーニング業者としては???な部分もあると思いますが、お客さまのため、考えて頂けたら嬉しく思います。

  3. masaokondoh より:

    忙しいそうですね。石井社長、
    ワイシャツの襟、袖口、前立てのチジミは芯地の関係で多少の収縮は有りますがチジミを抑える
    洗い方、仕上げ方は有ります。
    全ての製品とは言えませんが、風合い良く、着心地の良い洗い仕上げがあってもいいのではないかな!

    • ishiibunsendo より:

      はい、私もそう思います。
      ワイシャツは「価格」「価格」に行き過ぎていますね!!
      違うアプローチもしたらきっとお客様は喜びますよね!