まいど、石井文泉堂の石井です。
当社はクリーニング店様専門の印刷会社なのですが、「なぜ、クリーニング店さん専門なんですか?」って聞かれることがよくあります。
その理由は、この「クリーニングタグ」にあります。
これは、当社のクリーニングタグが写真に撮られ、Webサイトに投稿されていた画像です。
そもそも、このクリーニングタグって何のためのタグなのか?
クリーニング品は伝票を付けて、預かった洗濯物を紐で縛って束でまとめたままで洗うわけには行きませんから、洗濯する時には、一旦伝票と洗濯物がバラバラに分かれます。
で、洗濯が終わったら、クリーニングタグに印字された番号と伝票に印刷されている番号をつき合わせて整合性を取り、伝票ごとに洗濯物を組み直して、お客から預かった品物を、正しい組み合わせで間違いなくお客に返す為の判断材料にしています。
NEVERのここより引用!!
実はクリーニングタグって「洗っても大丈夫な特殊な紙」で出来ています。その紙に、水で洗っても、溶剤で洗っても大丈夫な特殊なインキで印刷しているので、お客様からお預りしたお洋服にクリーニングタグを目印として付け、そのまま洗っても大丈夫なんです。
この紙は本当に特殊で、日本で扱える印刷会社は、私が知る限り、日本に4社しかありません。
その1社が当社「石井文泉堂」なんです。
この特殊な印刷技術を持っているので、クリーニング店専門の印刷会社になったのです。
実は今から20年前、石井文泉堂は、このクリーニングタグだけを作って商売をしていましたが、それだけではご飯が食べられなくなってしまいました。
そんな時、異業種に活路を見いだすのではなく、クリーニング業界に深く入り、チラシ、DM、ポスター、加工証、のぼり、そしてPOSレジまで開発し、販売することによって活路を見いだしました。
気づくと、異業種の仕事は辞め、クリーニング業界の仕事一本になっていました。
そうなりたいと思ってやったことではないのですが、「ランチェスターやね!」ってよく言われます。
業種や商品を絞るって、小さい会社にはすごく大切なことですね。
これからも、もっとクリーニング業界に深く関わりたいと思っています。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
石井文泉堂 石井康裕