石井文泉堂のシゲエダです。
昨日はあるお客様から「クーポンを付けないチラシを作って撒きたいんですが作れますか?」って相談を受けました。
ボクの答えは、作れるか作れないかで言うと作れますがオススメしません。
割引をしたくない気持ちは分かります。ボクも無意味な割引は好きではありません。また割引で来られたお客様は価格訴求で来店しているので元の価格になると、また来店しなくなるお客様が多いです。
ただ完全に割引要素をなくすと問題があります。
それは効果が見えないことです。実際には効果が出ていても見えないと効果がないと錯覚してしまいます。チラシを作るには費用もかかりますし、結果が出ていないと思ってしまったチラシを続けることは難しいです。
そのためにも割引は小さくても良いので何らかのクーポンを付けた方が良いです。例えば今回の案件は、お店から大きな国道を渡った側に、占有率の低いエリアに撒こうとされていました。そのエリアに撒いて少しでも来店があったかどうかも検証しないといけません。検証しないとまた次に作るチラシも改善することも出来ません。
クーポンをつけることで効果測定ができます。また割引は悪ではなく、価値で共鳴したお客様が来店するために背中をポンっと後押しするためにも必要だと思います。
なので例えば、点数しばりのハードルがあって10%だけ割り引く。10%でも他業界では十分に大きい割引です。もしくはプロパーな商品は割り引かず付加価値商品や時価的なしみ抜き料金等を少しだけ割り引く等でも良いと思います。
別のお客様でも極端に割引は小さいですが継続的にA4縦半チラシをポスティングされています。そのお客様のチラシは割引は小さくても、かかった費用に対して5倍回収されていて大成功なんですが、効果測定をするまでは感覚的にチラシの効果がないから辞めようとしてましたから。5倍回収を辞めるなんてとんでもないですよね。
なのでクーポンは少しでも良いのでつけることをオススメします。
それでは~。