石井文泉堂の考える本当の値上げとは??

まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。

先日投稿した「値上げしたら死にますよ by菅先生」が凄く人気なのと、「じゃあ、どうすれば?」という質問も多数、頂いていますので、私が考える「本当の値上げ」について書かせて頂きますね。

これについては、去年の暮れのブログでちょこっと触れていました。

それが2018年12月27日に投稿した「クリーニング寿さんの料金表、ここを変えたら、めっちゃ良いのになーーー。」です。

ここで、こんな料金表を紹介しました。

このブログを見たあるクリーニング店さんから連絡を頂きました。

「この考え方、凄くいい。私も同じようなポスターを作りたい」・・・・と。

私の考える「本当の値上げ」は価値を高め、価値を伝え、正統な価格をもらったら、自然と単価が上がっちゃっている。こんな感じがいいと思っています。

というか、本当はキレイに出来るのに、キレイにしない(例えばダブル洗いしないとか)コースは、レギュラーコースではありません。それはエコノミーコースです。

価格に見合ったことをやっていることは、否定しませんが、そのコースをスタンダードとかレギュラーとか、自社の標準コースにするのって、どうなんだろう??って以前から思っています。私は、ベースとなるレギュラーコースを「二度洗いも含んだ金額設定」にして真ん中に置き、ドライクリーニングのみのコースを「エコノミー」、そしてハイブランド品用に「デラックスコース」としたらいいと思っていました。

でも、この考えを色々な方にお話しても、「ズボンを900円なんて出来ない」とか「そんな高単価では商品は集まらない」とか言われ、なかなか進みませんでした。

しかし今回、「クリーニング寿さんのようなポスターを作りたい」と言われたそのクリーニング店さんは、私の意見を丸々採用して下さり、下記のポスターが出来上がりました。

このポスターを掲げたのが3月1日からです。それから1ケ月、営業してどうなったと思いますか?ちなみに、このポスターを掲げたのは九州の田舎の地区です。(Kさん、田舎と言ってすみません)

1ケ月380名のご利用のうち、エコノミーを選んだ方は、新規客の1名のみだったそうです。既存客さんは全員、レギュラー以上を選んだ。そういうもんですよ。

その結果、3月の1点単価は1085円でした。

去年の3月の1点単価は895円ですから、元々、単価の高いお店ではありますが、今年の3月の寒さで大物衣料が出ていないのに、1点単価が1085円って!!凄い結果ですよ。

なお、3月の売上結果を報告させて頂くと、

売上:108%

客数:85%

客単価:127%

点数:89%

点単価:121%

だったそうです。客数や点数の数字は、今年のクリーニング業界の一般的な結果と同じですが、点単価と客単価がここまで上がると、売上はUPしますよね。

こういう話を聞くと、「クリーニング業界って、まだまだ夢があるなぁ!!」って思います。

ただ、このクリーニング店さんと話はしています。

値上げしたら死にますよ by菅先生」にもあるように、お客様の中には「あれ、こんなにクリーニング代、高かったっけ」と言われる方もおられたそうなので、一部は失客します。

なので、新しいA4縦半チラシを作りましたし、投入準備も済んでます。このチラシも面白いと思いますよ!!

値上げをしたら、お客様は減ります。でもその価格で喜んで頂ける新しいお客様と出会うことも出来ます。

その新しいお客様とより出会えるように、A4縦半チラシのポスティングは必須ですよ。

なお、A4縦半チラシを作りたいと思った人は、ご連絡下さいね!!

■電話:06-6971-2907

■メール:info@bunsendo.net

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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