値下げをして死にそうなクリーニング店さんの対策

まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。

久しぶりにあるクリーニング店さんと話をして、絶句しました。

そのクリーニング店さんはこだわりを強く持った方でした。

お洋服をよりキレイにしたいので、ダブルクリーニングを常時行うことを基本とされていました。その代わりに価格はやや高め。

こんな価格設定でした。

「ズボンが756円で上着が864円ってどうなんだろう?」

ここがこの価格の一番の疑問でしたが、これで長くやっておられました。

なのに、去年の年末、価格改定をされ、それも「値下げ」をしてしまったそうです。

ズボンはなんと380円に!

そして生産性を高めるために、手抜き仕事をするようになりました、、、、、

これって今、一番やってはいけないことです。

その結果、今年の春の売上は昨年対比で30%ダウンに。

もう死にかけです。

この話には学ぶべき、話が多く含まれています。

1)安くしたからって、お客様はそんなに増えない。

2)今までの価格で満足していたお客様にたいし、品質を下げるという裏切りを行った。

3)価格を下げることによる莫大な利益の損失という問題点

ここに親子や夫婦間の問題が重なると、もう最悪ですね。喧嘩、喧嘩で冷静な判断ができなくなり、破滅の方向に向かっていきます。

今回の件は、奥様には販促の考え方やお客様との関係性の気づき方などをお教えしていましたが、工場をやっている旦那さんが、

「そんなちまちました販促より、安くした方がお客様が集まる」

と主張。それで喧嘩が絶えなくなり、押し切られた形で値下げになったそうですが、その結果が売上30%ダウンですから、奥様はもうストレスが溜まって溜まって、、、、。

こういう時、どうしたらいいのか?

これはかなり難しいですが、わかっていることは、このままいけば倒産です。

なので、そのことをはっきりお客様に伝えて、価格を元に戻すことを早急にすることしかありません。

それと同時にWebサイトの強化、マスコミへのプレスリリースを行うことも必要です。

価格を高くすると、遠方からお客様を呼ばないと客数が足りませんが、価格より価値を求めるお客様を獲得しようとすると、デジタル販促で広範囲にお知らせする必要があります。

このお客様って、お金はないですが、でもアンドオンさんの「孫の手」サービスを入れてもらわないといけなさそうです。

10月のぶんちゃん研修会にお呼びしましたので、トオルちゃん、よろしくお願いします。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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