まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。
コロナの感染が広がっても休業しなくてよかったクリーニング業界、、、、
でもワイシャツやスーツが減って、今後の商売が不安と思っているクリーニング店さんも多いですね。
私はこういう時は原点に戻って考えます。
「クリーニングって何?」
「なぜコロナでも営業を続けられたのか?」
って問われると、あなたは何と答えますか?
私は、家庭では出来ない「油などの化学溶剤で洗う技術を持っているから」と思ったのです。
油で洗うこと、、、、、それをもっと伝えてもいいのでは?
そんなことがここ1ケ月くらい、私の頭の中をグルグルと回っていました。
Tシャツなどに溜まった皮脂汚れも油で洗うとスッキリ取れますよね。ここを言いたいと思って、色々と考えて、
「危険を伝える」
「イメージを持ってもらう」
「商品限定で伝える」
という3つの方向から、デザインを考えてみました。
コンセプトの軸は「油洗い(ゆあらい)」です。
まずは1つ目の方向=「危険を伝える」で作るとこうなりました。
高級感のある肩貼りチラシで、黄ばみ防止や臭い落としのために油洗いしないと危険なことを伝えています。
ここからもう少し頭を柔らかくしたデザインがこちらです。
油で洗う良さの「イメージを持ってもらう」ことを考えて作りました。これは2案がどちらも素敵で絞りきれていません。
(追記)イメージチラシがもうひとつ出来ました。クリーニング店さんの洗いをクレンジングオイルとかけて説明してみました。
3つ目は、「皮脂汚れが残っていると臭い!だから油洗いしましょう」と伝える切り口です。
こういう取り組みっていかがですか?
皆様に試して頂きたくて、肩貼りチラシの既製品としてリリースしましたよ。
欲しいものがあったら教えてくださいね。
【品番:KT-59】
※肩貼りだけでなく、A2ポスターも用意しました。A2ポスターが欲しい方はこちらへ!
※但し、、、、、(追記します)
これでいいとか、これが正しいとかは全く思っていません。
「油」という言葉のマイナスイメージも十分に理解しています。
クリーニング店の使っている溶剤は「油」ですが、透明だしサラサラ。クレンジングオイルのような化学溶剤です。「油」という言葉を使いたがらない業界の思いもわかります。
なので「オイル洗い」「Oil洗い」「ゆ(油)洗い」「油「(ゆ)洗い」など色々な候補をここ1ケ月、コロナで暇な中で出し続けて、でもまずは何かを作らないと意見も聞けないだろうと思って、皆様の意見を頂きたくリリースしました。
ワイシャツ、スーツに頼っているビジネスモデルでは、これからクリーニング業界はしんどくなると思っています。そして点数が出ないとクリーニングタグという消耗品を扱っている当社もしんどくなります。
クリーニング業界が持っている、そして家庭では絶対にできない、油(化学溶剤)で洗っていることのメリット(皮脂汚れが取れる、型崩れしにくい)と、クリーニング店さんの持っているプロの仕上がりを、カジュアルウェアも「たまには」やってもらってもいいのでは?って思っています。(※対象はワイシャツヤスーツを出して下さっている既存客様です。だから伝える商品は肩貼りなんですよ。)
というか、洗う服の裾野を広げる努力をしないと、クリーニングというビジネスモデルは高級路線しか成り立たなくなるように感じていて、私はそこに恐怖を感じています。
きっと私はタグ屋なのでクリーニング店さんへの入荷点数が増えて欲しいのでしょうね!
そういう立場・目線で作っていることは否定しませんが、皆さんと一緒に裾野を広げたいという思いは本気です。
是非、是非、多くの方の意見をお願いします。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕