まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。
数字はベースの根拠を理解せずに鵜呑みにするのは危険です。その怖い例を紹介します。
「コロナワクチン2回接種で発症0.4% 重症・死亡なし 大阪府分析」
サンケイ新聞のこちらの記事ですが、、、、
府によると、感染「第4波」の起点とする3月1日から8月15日までに判明した感染者8万5325人の中で、1回以上接種して感染した人は2118人(2・5%)。このうち、1801人は1回接種したか、2回接種後2週間たたないうちに発症した人らで、15日までのデータに基づく重症化率は1・7%、死亡率は1・0%だった。未接種などの8万3207人では重症化率は2・4%、死亡率は1・9%。
感染者8万5325人の中で、2回接種後2週間たった人は、2118人ー1801人=317人なので、2回接種後2週間たった人の感染率は317人÷85325人✕100=0.37%
だから、ワクチンを2回摂取したらほとんど感染しないような記事の出し方は、アンフェアです。だって、ワクチン接種がそもそも出来ていない方が多いので未接種感染が多いのは当たり前ですからね。
ただ、ワクチン2回接種後2週間たった人の死亡&重症化がゼロという情報は、嬉しい情報です。
この数字よりも、私はこっちの数字の方が、数字としてフェアかな?と思っています。
「ワクチン2回接種」で感染は未接種者の“約17分の1” 厚労省
8月10日から12日の3日間に報告された全国の感染者5万7293人のワクチンの接種歴を分析しました。
とのことですが、8月12日でしたら、ワクチン接種率が、1回目49%、2回目37%です。まだまだ接種率は低いですが、こっちの方が実際に近いように感じました。
NHKでは、新規感染者をこういう風に分析していました。
これも、ちょっとわかりにくいので、私流に数字を作り直すと、全感染者に対するワクチン2回接種した方の感染率は、4÷(67.6+22.7+4)✕100=4.2%になります。
2回接種しても感染しないわけではありませんが、感染確率は4.2%になるということですね。
ワクチンの効果が90%くらいと言われているので、まあ、納得出来る数字です。接種が進むと10%くらいまで上がって落ち着くように思っています。なお、感染が心配な方は自分の抗体量を検査しておくことも重要ですよ。結局はそこが決め手ですからね!!
数字って、見せ方で印象操作が出来るので、バックデータも確認して判断してくださいね。
なお私は、ワクチン接種をした結果、2回目に高熱が出て、その後2週間、通常より0.5℃体温が高い時期が続いたので、抗体量は多いんじゃなかな?とは思いつつ、でも感染対策はしっかりやっていますよ!
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕