新規比率の計算式が違っていて、ちょっと混乱しました。

まいどです。クリーニング専門の印刷会社の石井(社長)です。

先日の研修会で、新規比率の数字で、変な話が出ていたのでシェアしておきます。

新規比率の定義ですが、その期間の来店客数に対する新規の割合で計算するのが正しいと私が考えています。

例えば、5月の来店客数が1000人で、新規客が30人なら

30÷1000✖100=3% となります。

一方、テラオカさんのアステンポは、期間新規客÷期間有効会員数✖100で計算しているようです。こちらは、その期間に来られた顧客(顔数)のうち、どれくらい新規客がいるかという概念でされています。

この場合、例えば、5月の来店客数が1000人と同様の条件でも顔数は55%くらいなので550になりますから、新規客が30人なら

30÷550✖100=5.5% と高く出てしまいます。

どちらが新規客の動向を捉えているのでしょうか?

実は、私の言っている新規比率の計算式は自分で考えたのではなく、20年くらい前に船井総研の勉強会に参加していた時に、教えて貰ったものです。おそらく、20年も前のその当時は「有効会員」という概念がなく、でも、毎月の新規登録数や来店客数はアナログでも調べられたので、これらの数字から、どれくらいの新規を取ったら良いかの目安にしていたのだと思います。

私は獲得新規客の目安を年間3%以上としていますが、私の計算式ですと、新規比率3%以上って、まあまあ大変な数字です。

例えば、年商1000万円、客単価1500円のお店で考えると、年間客数は6667人

6667✕3%=200人

年間200人→月16人

あれ、行けそうですね。なぜ、難しいと思ったんだろうと、過去の資料を見直しましたが、以前は客単価を1000円で計算していました。客単価が1000円なら、年間客数は1万人

1万✕3%=300人 月の新規25人

客単価が上がったことで、同じ売上でもその数字になる年間客数が変わるから、新規比率の数字も変わるんですね。

新規比率は、目標設定のための数字ですが、まず今年は去年より新規客が多いことが絶対です。

新規数はちゃんと追っておいてくださいね。

なお、当社の月報フォーム(売上分析のツボ)を使って頂けると、毎月の新規比率は自動で出ますよ。

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本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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