まいど、石井文泉堂の石井です。今回は昨日の温水洗いの続きについての情報を書かせて頂きます。
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洗濯表示の変更で、ワイシャツの洗い方が変わる??
衣類についている絵表示がもうすぐ変わります。
2014年10月20日には、こんな風に変わりますという発表があります。
そして2016年の春・夏もの以降に販売する洋服には、新しい絵表示を付けないといけなくなります。
今までの絵表示は、家庭洗濯のための絵表示でしたが、新しい絵表示は、クリーニング業界に対しても責任が発生するものになります。
基本的には、クリーニング業界にとって、有利になりそうな変更なんですが、ひとつ、あれ?というものを発見しました。
それが、これです。
今までの絵表示との対応表なのですが・・・・。
ワイシャツに付いているタグですが、今までは「液温は40℃を限界とし、洗濯機による洗濯ができる」としていても、それは家庭洗濯での話なので、クリーニング業界は汚れ落ちを高めるため、50~60℃の温水で洗っている業者さんが多いです。
しかし、新しい絵表示では、クリーニング業界に対しても「最高温度40℃、弱い操作」と指示するものになる可能性があります。
ということは、もしかして「60℃の高温で洗って、エリが縮んだら、そのクリーニング店さんのせい」になるのかもしれません。
これは、まだ、グレーなラインですが、もしかしたらそうなることも予想し、今から低温洗浄について考えておかないといけません。
私は、ワイシャツの低温洗浄について、洗剤メーカーさんにも色々と提案していきたいと思っています。
また、私が所属するテキスタイルケア協会では、絵表示の勉強会をする予定になっています。
これからの対策として、絵表示の勉強会などありましたら、クリーニング業界の皆様は、積極的に参加くださいね。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
石井文泉堂 石井康裕