石井文泉堂のシゲエダです。
よく、お客様から依頼される印刷物に「高級感」を出して欲しいと言われます。
印刷物において高級感を出すには
・フォントの選び方で高級感を出す
・厚めの紙に印刷して高級感を出す
・紙に箔押し等の加工を施して高級感を出す
色んな方法がありますが、フォント選びは別としても紙厚や紙に加工することは余計にコストがかかっちゃいますよね。
今回ボクが紹介したい方法は高級感を出す方法にコストはかかりません!
それは隙間を作ることです。
でも隙間を作って高級感ってピンと来ないですよね。
ボクの中にある象徴的な例はトヨタ・センチュリーの後ろ姿です。
そう、皇室や超VIPの方が乗られる格式高~い高級セダンです。
そのセンチュリーの隙間がコレ。
なんたる隙間の量!
CとEの間!EとNの間!1文字と1文字の間に2文字ぐらい入りそうな隙間があります。
この文字間に高級感が表現されている訳です。
他にもルイ・ヴィトン等の高級ブランド店内の商品と商品の間は何メートルも空いてますが
驚安の殿堂ドン・キホーテは商品が多く隙間なくゴチャゴチャさせてますよね。
印刷物で例をあげるとサントリー・白州の冊子です。
分かりますか?
白い余白をあえて作られていることが。
この余白によって高級感がハンパないですね。
文字間や余白を作ることが高級感に繋がるんですねー。
…でもですよ。
ここで付け加えたいことが、例にあげたセンチュリーやルイ・ヴィトン、白州は
既にブランディングが確立してるんですよね。
何も言わなくても高級感(価値)が既に知られている訳です。
でも多くのクリーニング店の場合、ブランディングが確立していないので
知っておいてほしいことがまだまだ伝わってない訳です。
ですから時には隙間なく文字が小さくなったとしても、伝えるべきことはちゃんと書かないといけません。
なんでもかんでも隙間を空ければ良いってもんでもないですが
クリーニング店の販促物の場合は、伝えるべきこと(価値)はキッチリ書き、隙間を作って高級感を演出する。
そんな両立をさせることが大事ですね。
今日は印刷物においての高級感についてでした。それでは~。