まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。
今日は、私が感動したある話を書かせて頂きますね。
私のブログでもちょこちょこ出て頂いている、大阪の福島区でクリーニング工場を運営されているマツオカクリーニングの國重社長の話です。50歳の男前です(笑)
大阪、梅田のグランフロントからも近い立地で工場を運営されているので、パートさんの採用を出しても来ないことが悩みの一つでした。
販促を仕掛けて集めても、処理できる人間がいないので、今年の春はドライ品を5%の値上げ&割引率を10%下げる対策を取られ、単価を上げ、入荷点数を抑える戦略に切り替えられました。
すると受付スタッフからは「こんなに楽でこんなに売上があるなんて幸せ」なんて声が上がっていたそうです。
そして5月を締めて、値上げ&割引率変更の結果を検証した結果がこうでした。
■売上:106%
■客数:92%
■客単価:116%
■点数:91%
■点単価:117%
点数が9%も下がって売上が6%も上がったら「楽で得!!」でいいですよね。そしてめっちゃ儲かる(笑)
但し、単に値上げをする、割引を減らすだけでは、この結果は出ません。
國重社長は、お客様に手間をかけておられます。お礼のおはがきなど、そういうお客様と関係性を深める所をしっかりとしておられます。
そういった積み重ねの結果だと思いつつ、「すごい結果を出されたなぁ!!」と思っていたら、國重さんから驚きの一声が・・・・。
「石井さん、タグを200円、値上げしてください」って。
思わず「え、なんで??(嬉しいですが)」って聞き返してしまいました。するとこんなカッコイイ言葉が返ってきました。
「値上げし、単価が上がって売上が上がることはうちらにしたらいことやけど、石井さんとかメーカーは点数が減って儲からなくなることやろ」
「そっちをうちがドンドンやって行ったら、メーカーから応援してもらえなくなる」
「今回、これで利益が増えたから、3%くらいは仕入れ先に還元しようと思っている」
「例えば、ポリをハイデンからPPに変えたりね。」
「石井さんとこのタグは高単価品に変えるものがないから、単純に200円値上げして!」
うわーーーー、國重パイセン、カッコイイ!!と思うとともに、高単価タグが必要なのかも?と一考・・・・・。
多分、國重パイセン以外にこんなことを言う人はいないので、高単価タグの企画は中止するとして・・・・・・。
うわーーーー、しかし、國重パイセン、カッコ良すぎです。絶対に國重さんとはコンパに行かないことを誓いましたよ(笑)
と、今日はそんな嬉しかった話の報告でした。本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕