投資回収倍率が正しい見方です。

まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。

実は今週の土曜日、重枝くんが北海道でセミナーをします。そのために、スーツも新調したようです(笑)

「社長、ボーナスがちゃんと出ると見込んでの先行投資です」と言ったスーツがこちら。

ジョジョポーズは置いておいて・・・・・・。

セミナーで話す主な内容は、今年の春の販促の結果だそうです。A4縦半を中心に、そのやり方とやった結果を話すようです。

その資料を作る過程で色々と質問をしてくれるのですが、意外と基本が抜けていたりして・・・。なので、今日はそこら辺を書かせて頂きます。

まず、チラシの投資効果の話をします。

私はクリーニングの工場原価を40%くらいと考えています。店舗経費は固定なので、1人集客するのに、その人の売上の半分くらいまでは使ってもいいと考えています。

これを売上側からみると、クリーニングの客単価は1600円くらいなので、1人集客するのに800円まで使っていいということになります。

この800円にはチラシ代とポスティング代が含まれます。もしチラシ代4円、ポスティング代4円とすると、1枚当たり8円。ということは、100枚撒いて1人集客できると、

■売上:1600円

■販促費:800円

なので、私の考える「使っていい」ライン内にはいるということです。

今、さらっと書きましたが、ここにはすごい真理が入っています。

■チラシは回収率が1%以上じゃないと成功ラインに入りにくい。

■チラシ+ポスティング費の合計が8円以下じゃないと成功ラインに入りにくい。

私はこの真理に気づき、10年以上も前から、チラシは4円以下で作れるA4縦半チラシがいいといい、4円以下でポスティングするには、社内スタッフでポスティングできる仕組みを作らないといけないといい続けています。

正しいポスティングのやり方はこちらをご覧ください。

こんなことを重枝くんに説明しながら、社内で新しい言葉が生まれました。それが

2倍回収!!

チケットの回収枚数×客単価÷販促費 の数字を計算し、2以上だと成功という考え方です。

なので、チラシの回収枚数だけをお客様に尋ねるのではなく期間の客単価も訪ね、使った費用に対し、何倍の売上が作れたのかを訪ねる。そして2倍回収以上であったら成功と一緒に喜ぶ!!

そのために新しくこんなチェックシートも作りました。

これをお客様に書いて頂くことで、当社のチラシの作り方も変わるでしょう!!非常に楽しみなものが出来上がりました。

そして、これを使って早速、面白い結果の報告がありました。

あるお客様はチラシの回収率が0.91%しかないと、心配されていました。でもこのお客様のチラシ、3点以上で10%OFFしかしません。なので客単価が3000円もありました。実際の数字がこちらです。

あれ、カワチさんって会社名が書いてあるぞぉ。ま、そこは置いておいて・・・・・。

チラシを1万枚、ポスティングされました。ポスティング費も含めて54000円の販促費がかかったそうです。

回収枚数が91枚だったので、売上は3000円を掛けて273000円です。

273000÷54000=5.05

5倍回収ですやん。大成功ですやん!!

ここで一番の問題は、カワチさんは効果が出ていないのでチラシを変えるか辞めるか悩んでいたということです。5倍回収は相当の成功なのに、そこに気づいていなかった。それって非常にもったいないことです。

そんなわけで、今月から当社は「投資回収倍率」を聞くようスタッフに指示し、A4縦半の納品時には必ず「チラシの効果測定シート」を渡すように指示しました。

是非、取り組んでくださいね。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする