まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。
今週の月曜日、あるクリーニング店様から「うち、もう死んじゃいます!!」なんていう悲壮な電話が・・・。
「1点単価が50円も下がっていて、もう大失敗です(哀)」
「このままだと潰れます。なんでもやります。アドバイス下さい。」
と言われてしまいました。
そして現状を色々と聞いていたのですが、「なんかおかしい??」と感じ、「3年間の売上、点数、客数の数字、ありますか?」と聞いたらあるとのこと。エクセルのデータを送って頂いて、当社の月報フォームに入力しました。すると、
「あれ、1点単価は下がっていないぞ。というか、3年前になにこれ、1点単価が100円も急に上がっているぞ。」とか、
「今年の春、確かに売上はよくないけど、客数はとんとん、点単価はややプラス。下がっているのは持込点数だけ。」とか、
そのクリーニング店様のもっている感覚と実際の数字は乖離していて、あやうく違うアドバイスをする所でした。
どうやら、2013年の秋に100円の大幅値上げをしたようです。そして売上が上がったので販促も辞めた。その結果、3年たった今、
点単価:22%UP ◎
客単価:16%UP ◎
持込点数:ー5% ×
客数:ー19% ××
点数:-24% ××
になっていました。単価を100円も上げた場合、お客様離れが起きるのでお客様の入れ替えが必要です。値上げをしたら、今まで以上に必死にポスティングをして、その単価でも大丈夫なお客様を作らないといけないですし、今までのお客様に、せめて衣替えの時には、値上げのフォローのための割引をしておかないといけなかったのに、それをしておかなかった。
でも、数字がわかったので、やることは決まりました。
持込点数が減っているので、点数縛りDMを作り、予算がないので、自分でDMをポストに入れる。ついでにA4縦半チラシを作り、自分のお客様以外にそれをポストに入れる。
それに加えて、クックパッドで緩やかに、でも頻度高く繋がる。
これを徹底できれば、あるラインまでは回復です。
そこを飛び抜けるため、将来の安定のためには、もう一歩先のことをしたらいいのですが、それは、有料ノウハウなので内緒です(笑)
今、「数字を見るのが怖い!」と言ってみないクリーニング店さんが多いです。
売上が下がっていることをまざまざと感じることは確かに怖いですが、怖い、怖いと言っているだけでは、ゆでガエルになりますよ。
まずは、当社の月報フォームに入力し、数字をみる所から始めましょう!!
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕