ライバル店の出店対策(その3)

まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。

今日はでライバル店の出店対策(その3)について書かせて頂きます。

出店対策として、3つのステージがあります。

(1)ライバル店の出店をオープン前に気づいて対策

(2)ライバル店の出店をオープンで気づいて対策

(3)ライバル店の出店後、自社の売上が下がってから対策

では、【ライバル店の出店後、自社の売上が下がってからの対策】について書かせて頂きます。

実はこういうオファー、当社には結構、あります。正直、「なぜ、もっと早く連絡をくれないの!!」という気持ちはありますね。だって、めっちゃ大変なんですから・・・・ね。

自社の売上が下がった=お客様を取られたということです。お客様をとられた=ライバル店の価値をお客様が感じてしまったということです。

ここから休眠DMを送ったとしても、ライバル店がメイン、あなたのお店はサブ店になっています。

この状態から、大きな割引でお客様を戻そうという企画は、やってはいけないです。しんどくなっている時の大きな割引は、自店舗に最後のトドメをさす危険があるからです。

(その1)(その2)で周年祭・半額といっや大きな割引をやっていいと提案しているのは、3ケ月間と期間をきっているから&ライバル店の立ち上げを失敗させるためであって、ライバル店の立ち上げが上手くいったあとの大きな割引なんて、単なる安売り戦争で無意味です。

この状態でやることは、お店を継続するかどうかの判断からです。もしかしたら、閉店しちゃった方がいい場合もあります。(その1)(その2)の逆ですね。

年間家賃+年間人件費の2倍が損益分岐点ですが、それよりどれくらい+-なのか調べることと、商圏分析、顧客分析、リピート率分析など、店舗診断を行ってください。

そして、売上を戻す価値&可能性があるなら、2年掛かりで売上を戻す計画をたてます。2年かかりなんですよ!!だからライバル店のオープンを成功させちゃ、いけないのです。

こういった店舗をどうするのか?その診断って、めっちゃ難しいのです。なので、そんな依頼があったお客様には、おまかせ販促パックに契約して頂く場合が多いです。おまかせ販促パックを契約して頂いたお客様には、約3年間の売上の実績と顧客データを預からせて頂き、そのお店の強み&弱みを診断します。そして売上を戻せる可能性があるなら、販促計画を作り、それにそった販促を行います。

売上を上げる&戻すためには、地域の人にお店のことを知って頂く必要があります。そのために定期的なのぼりの変更(2ケ月に1回)と毎月のA4縦半チラシのポスティング、そして既存客のリピート対策&来店回数UPのために、年4回のDM発送と、エコポイントカード、そして店内企画が必要です。

お金もかかるし、めっちゃ大変です。でも、そういう事態をまねいたのは誰ですか? そのお店を継続したいなら、販促をしてお客様の流れを変えるしかありません。

販促は、売上を作るものより、お客様の流れを作るものと考えています。ライバル店の出店で困っている方は、おまかせ販促パックの契約を考えてみてくださいね。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

石井文泉堂 石井康裕


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