まいどです。クリーニング店専門の印刷会社の石井(社長)です。
去年の10月より、特急仕上げ・有料コースが出来ました。
▲▲1年前、特急仕上げ・有料コース新設について熱く語り合った会議の模様
なぜ、このコースを作ったのか?それは当社のある問題を解決するためでした。
実は今、当社が直面している大きな問題の一つに「急ぎのお客様が多くなってきて通常のお客様の納期に遅れる可能性が高くなっている」ことがあります。
特にチラシやDMなどは繁忙期前に仕事が重なってしまう上に急ぎの要望が重なるため、社員の残業が増えています。その残業が最近ではかなり増え、このままでは立ち行かなくなるため、対策が必要となっていました。
このコースを作って1年。残業時間は減っています。そこはすごく良い点です。
でも、その分、お客様には負担をかけちゃっているかな?
先日もあるポスターの仕事が入りました。文言2ケ所の変更だけなので、10分もかからない仕事です。お客様は急がれていたので、スタッフに「コレ、急ぎでやって!」ってお願いしたのですが、「特急仕上げの案内、して下さいましたか?」って言われちゃいました。
私的には、「10分で終わる仕事やん!!」って思うのですが、「そこが社長のいけないところです。ちゃんとルールを守ってくださっているいいお客様を蔑ろにすることになります。」と怒られちゃいました。
確かに正論です。売上が欲しい私はやっちゃいたいんですが、それをやっちゃうと、1年前に作った、そして残業時間が減った「特急仕上げコース」の意味がなくなってしまう。
ルールを守ってくれるお客様と、ルールを守ってくれないお客様のどちらが大切なのか?そんな決まっている答えを自分で崩すことをしかけていました。
そのポスターを注文頂いたお客様には、説明させて頂き、「特急料金の発生は嫌」だとのことだったので、通常仕上げでできる納期をお伝えし、納得頂きました。その注文を頂いたポスターがこちらです。
夏服のしまい洗いに「しまいこみセット」って、確かに今の時期ですね。
特急にはならないレベルで「なるはや」で、やりますね。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
石井文泉堂 石井康裕